有間神社遷座1300年の記事が平成26年5月14日の神戸新聞(朝刊)に掲載されました。
<以下記事全文>
北区有野町有野の「有間神社」が来年、遷座1300年の節目を迎える。氏子たちは記念事業の実行委員会を立ち上げ、築200年を超える本殿などの改修や、秋祭りに合わせた記念行事などの準備を始めた。メンバーは「神社になじみのない住民にも、魅力に気付いてもらうきっかけにしたい」と意気込んでいる。
同神社は現在の西宮市山口町で創建(時期は不明)されたが、洪水で流失し、715年に今の場所に移されたとされる。以降、旧有馬郡(神戸市北区など)の氏神として信仰を集めてきた。
長い歴史の中、豊臣秀吉の三木攻めの際など何度も火災に見舞われた。現在の本殿は1796年に再建されたもの。200年以上が過ぎてシロアリ被害なども目立っており、今回の節目に合わせて改修に踏み切る。
現在の氏子は約160世帯。神社周辺はここ数十年で宅地化が急速に進んだが、氏子の数は増えておらず、新たな住民の間には神社の存在があまり浸透していないのが実情だという。
氏子代表ら9人でつくる実行委の辻井茂忠委員長(60)は「100年に一度の行事を通じて神社の知名度を高め、長くお参りできるよう守り継いでいきたい」。畑中一紀宮司(24)も「これを機に神社の歴史を再認識してもらえれば」と期待している。
以上「神戸新聞」より